富山県内住宅被害3246件 能登半島地震(1月15日発表)

 富山県は15日、能登半島地震による県内の住宅被害は同日午後1時時点で前日から316件増え、3246件に拡大したと発表した。富山市で新たに全壊が2件確認されたほか、高岡市や射水市を中心に一部破損などの被害が判明した。

 富山市では罹災(りさい)証明書を基に職員が調べたところ、家屋が傾いているなどの被害を2件確認し、全壊と判断した。全壊は県全体で18件となった。半壊は富山市で1件判明したほか、高岡市で前日から1件増え、県全体で58件になった。

 一部破損は高岡市で84件増の770件、富山市で71件増の164件、射水市で49件増の565件などで、合計は238件増の2272件。程度不明は74件増の898件となっている。

 氷見市内の断水は同日午前11時時点で前日から1140戸復旧し、850戸で続いている。このうち、飲料水としては使えないが通水しているのは500戸。

 避難所に身を寄せている人は氷見市で38人、高岡市で24人。

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