体感、オーケストラの音 山響が小学生を招きコンサート

演奏に合わせてリズムを取るなど、全身を使って音楽を楽しんだ演奏会=山形市・やまぎん県民ホール

 県内の小学生を招いた山形交響楽団特別コンサートが15日、山形市のやまぎん県民ホールで開かれ、子どもたちが音響の優れたホールでフルオーケストラの音色を体感した。

 子どもたちに質の高い芸術鑑賞の機会を提供しようと、同ホールの指定管理者みんぐるやまがたが主催した。16日までの2日間3公演に、希望のあった学校から抽選で15校を選び、計約1800人を無料招待した。15日は天童市の長岡、荒谷と、上山南の3小学校から計約380人が招かれ、常任指揮者・阪哲朗さんがタクトを振り、アニメのテーマ曲やバレエ音楽、組曲「カルメン」の楽曲などを披露した。

 各楽器の紹介のほか、演奏に合わせて子どもたちが体を動かしたり、合唱したりする場面もあり、児童たちは全身で音楽を楽しんだ。上山南小4年鏡我都(わと)君(10)は「生の演奏は迫力があってすごかった。いろいろな曲でリズムを取って楽しかった」と話した。

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