核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN) メリッサ・パーク事務局長が21日に講演 長崎原爆資料館

メリッサ・パーク氏

 核兵器禁止条約の発効から22日で3年となるのに合わせ、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のメリッサ・パーク事務局長が21日午前10時半から、長崎市平野町の長崎原爆資料館ホールで、「核兵器のない世界へ 私たちにできること」と題し講演する。昨年9月の事務局長就任後、長崎訪問は初めて。
 パーク氏は1966年、オーストラリア生まれ。99年から国連に勤務後、2007~16年にオーストラリア連邦議会議員。核軍縮のための超党派議員連盟メンバーなどとして活動した。
 ICANは同条約(21年発効)の国連採択を主導し、17年にノーベル平和賞を受賞した。パーク氏は17日から日本に約1週間滞在。広島や長崎での講演会や、被爆者や若者らとの面会などを通じて核兵器廃絶の必要性や緊急性を啓発し、日本の同条約加盟に向けた機運を高める。
 長崎での講演会は非政府組織(NGO)「核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会」などが主催。無料。事前申し込み不要。通訳付き。問い合わせは同委(電095.849.1494=県被爆者手帳友の会)。

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