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寄り添うように並ぶ「夫婦岩」の真ん中の水平線に「だるま夕日」が沈んでいく。神秘的な光景に出合った。
長崎地方気象台によると、だるま夕日は、寒くなる冬を中心に見られる蜃気楼(しんきろう)現象の一種。海水が暖かく気温が低いと、水蒸気に光が屈折して太陽がだるまのように見える。水平線に雲がないなどの条件が重なる必要があるという。
夫婦岩は長崎市以下宿町にあり、端島(軍艦島)や夕日を望める人気スポット。13日は、観光客らが道路沿いから絶景をカメラに収めるなどしていた。
野母崎地区を家族と観光で訪れた佐賀市の公務員、吉富友徳さん(40)は「ただただ感動した。震えながら写真を撮った。今年はいいスタートを切れそう」と話した。