SAGA2024 ピクトグラム缶バッジ人気 佐賀県庁内100円ガチャで大会PR

缶バッジが購入できるガチャと県SAGA2024企画広報チームの江原桜さん=県庁地下1階の「SAGA TRACK」

 今年佐賀県で開催される国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会(国スポ・全障スポ)の競技種目を表す絵文字「ピクトグラム」をデザインした缶バッジが人気だ。県庁内の「SAGA TRACK(サガトラック)」に缶バッジが購入できる「ガチャ」が設置され注目を集めており、佐賀県ゆかりのアスリートのシルエットを基に制作されたピクトグラムが、大会のPRに一役買っている。

 缶バッジは直径4センチで、国スポの正式競技と特別競技を合わせた47種類、全障スポの正式競技15種類の計62種類がある。佐賀北高が全国制覇した夏の甲子園決勝で逆転本塁打を放った副島浩史さん、佐賀工業高出身の元ラグビー日本代表五郎丸歩さんらのシルエットを描いている。

 ガチャは1回100円で、設置された昨年11月中旬から1月上旬までに約170個を販売した。好きな競技が当たるまで10回近く挑戦する人もいるという。カプセルの中には、ピクトグラムをデザインした非売品のオリジナルバッグが当たるくじも入っている。

 県民の手でつくり上げる国スポ・全障スポを目指す県は「リアルアスリート・ピクトプロジェクト」と題し、ピクトグラムのモデルに実在のアスリートを起用した。缶バッジの制作も、大会を支える立場で関わってほしいと障害者就労支援センター「はすの実」(佐賀市)に依頼。今後は県内の他の就労支援施設にも協力を求める予定だ。

 県SAGA2024企画広報チームの江原桜さんは「SAGA2024への出場や観戦だけでなく、新しい関わり方の一つとして楽しんでもらえれば。缶バッジを身近に使って大会を盛り上げてほしい」と話している。

 缶バッジの販売は来年3月末まで。ガチャは平日の午前8時半から午後5時15分まで利用できる。(坂本有佐)

SAGA2024のピクトグラムをデザインした缶バッジ(提供写真)

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