高さ3メートル、巨大「トトロ」町照らす 武雄市のライトアップコンテスト、東梅野区が1位

コンテストで1位になった「トトロ」と制作した東梅野区の住民たち=武雄市武内町梅野

 武雄市武内町のライトアップコンテストで、同町東梅野区の住民が制作したアニメ「となりのトトロ」を題材にしたディスプレーが1位になった。町内の住民による投票で決まるコンテストで、同区は高さ3メートル、胴回り2メートルの巨大な「トトロ」を制作した。

 町内の活性化と地域住民の交流を目的に2021年から始まり、前回から住民投票によるコンテスト形式になった。同区のトトロは竹で骨格を作り、表面は障子紙で覆い防水スプレーを施している。体の中と目玉にLEDライトを仕込み、暗くなる時間帯に合わせてタイマーが作動し点灯する。11月上旬から8日間かけて作り、延べ120人の住民が参加した。

 区長で壮明窯の浦郷好文さん(74)は「ライトアップは住民の心が一つになるいい機会。県外から帰省した人も楽しんでくれた」と話した。同区は前回の「西九州新幹線かもめ」に続き2年連続で1位に輝いた。

 コンテストには町内18の区、個人、事業所が参加。2位には多々良(ただろう)区、西真手野区、梅野区の3区が同数で選ばれた。13日まで各設置場所でライトアップが楽しめる。時間は午後5時半~同9時。(澤登滋)

  

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