花火大会、私たちの手で復活させたい 一戸高と福岡高の3人

プロジェクトについて説明する(左から)久保田諭来さん、田中大翔さん、田代美幸さん

 一戸高と福岡高の2年生3人は、食と音楽、花火を組み合わせたイベント開催に向けて取り組んでいる。「一戸町とぼくらの未来開拓プロジェクト(いちぷろ)」の一つで、数十年前まで開かれていた花火大会を復活させようと計画。13日に住民らに内容やこれまでの動きを説明し、実現への思いを発信した。

 一戸高の田中大翔(ひろと)さんと田代美幸さん、福岡高の久保田諭来(ゆら)さんが取り組む。町民にインタビューし、花火大会や食のイベントを求める声があったため、プロジェクトを構想。学業と並行し、花火会社や飲食店経営者、音楽イベント関係者への聞き取りや理想の催しへの意見交換を重ねた。

 同町高善寺の一戸地区センターでいちぷろ発表会が開かれ、約30人を前に、田中さんは「どの分野についても経験がなく、ゼロからのスタート。大学生や町職員と協力して準備を進めた」と振り返った。

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