能登半島地震を悪用「被災地派遣でオールスター観戦できない」とチケット売買詐欺 40代女性が4万円被害 沖縄

(資料写真)パトカー

 沖縄県内在住の40代女性が、能登半島地震を利用した詐欺被害に遭ったことが15日、県警への取材で分かった。地震関連の詐欺被害の相談が県警に寄せられたのは初めてという。

 県警によると、女性は今月上旬、14日に沖縄市で開催されたバスケットボールBリーグのオールスター戦のチケット販売について、交流サイト(SNS)上に「震災被災地の石川県に派遣された。試合の観戦ができないのでチケットを売りたい」との書き込みを見つけ、投稿者に連絡した。

 やりとりをした後、投稿者が指定する電子マネーの口座に4万円を振り込んだが、その後、投稿者と連絡が取れなくなったという。

 13日になってもチケットは届かず、女性は浦添署に相談。試合当日の14日に被害届を提出した。県警は「震災を利用した詐欺が全国で散見される」と注意を呼びかけている。

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