ブンデスでもゴール量産のケインをトゥヘル監督が絶賛 元主砲レヴァンドフスキの記録は「危機にさらされている」

記録更新が期待されるケイン[写真:Getty Images]

バイエルンのトーマス・トゥヘル監督がイングランド代表FWハリー・ケインを褒めちぎった。『ESPN』が伝えた。

昨夏にトッテナムから移籍し、多くの話題を呼んだケイン。初のイングランド国外でのプレーとなったが、ここまでブンデスリーガで16試合22ゴールと驚異的な得点ペースを叩き出しており、イギリス出身選手のシーズン最多得点記録はすでに更新している。

こうなると視野に入ってくるのがポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが保持しているシーズン最多得点記録。元バイエルンのエースは2020-21シーズンに41ゴールを記録した。

ケインがこの記録を破るには残り18試合で19ゴールが必要。トゥヘル監督は『ESPN』でこの件について、十分実現可能だという自らの考えを示している。

「その記録が危機にさらされるなんて信じ難いことだが、実際に危機にさらされている。少しの運も必要だ。チームが前進し続ける必要があるし、ハリーがフィットしている必要がある。それから何が起こるか見ることになる…私はハリーには限界がないとはっきり思っている」

また、トゥヘル監督はケインの人間性にも言及。ピッチ外で見せる謙虚さと、ピッチ内で見せる戦う姿勢に感銘を受けているようだ。

「正直に言って、彼の監督になれたことは素晴らしい贈り物だ。とても光栄に思っている。彼はとても謙虚な人物で、毎日一番最初にピッチに立つ。何を求めたとしても彼はそれを実行してくれる」

「彼はとても謙虚でありながら、シャークにもなれる偉大なパーソナリティを備えている。ゴールを狙い、勝利を目指すために、ピッチ上ではシャークと化す」

「彼は日常的にそうしている。常に得点するだけではない。とてもよく練習しているし、必要なことをやっている。自分のクオリティを示している」

「彼は周囲に落ち着きをもたらすし、そのピュアな存在感で全員を向上させる。最高レベルだということだ。人間としても、サッカー選手としても最高レベルだと言える」

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