塩谷座長ら不起訴へ詰めの捜査 自民党“裏金問題”の行方は 地元で騒動の釈明するも明確な説明は避けたまま=静岡

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件で、東京地検特捜部が塩谷立座長を含む安倍派幹部の7人を不起訴処分とする方向で詰めの捜査をしていることが新たに分かりました。

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自民党の安倍派をめぐっては、政治資金パーティーの収入の一部が派閥側から議員側にキックバックされ、政治資金収支報告書に記載されず、裏金になっていた疑いがあります。

安倍派の塩谷座長や「5人衆」と呼ばれる幹部ら合わせて7人の議員は、政治資金規正法違反の疑いで刑事告発されていましたが、東京地検特捜部が7人の議員を不起訴処分とする方向で詰めの捜査をしていることが関係者への取材で分かりました。

特捜部は、幹部らから複数回、事情聴取するなどしていましたが「会計責任者と共謀して不記載にした」と認定する証拠が集まっていないとみている模様です。

塩谷座長は先週末、地元・浜松の賀詞交歓会に出席し、一連の騒動について釈明するなどしていますが、問題の発覚後、明確な説明は避けたままです。

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