ボリューム満点、温かどんぶりどうぞ 高岡・伏木の避難所で地元飲食店

避難住民に振る舞われた玉子丼=高岡市の古府公民館

 能登半島地震で住民18人が避難している高岡市伏木地区の古府公民館で16日、丼料理が提供された。地元の飲食店「如楓庵(にょふうあん)」が手掛けた玉子丼で、避難生活を続ける住民らがボリュームと栄養のある丼に舌鼓を打った。

 古府公民館では地元の食生活改善推進員会、校下連合婦人会、社会福祉協議会、民生委員会が協力して炊き出しを続けており、この日は丼と一緒になめこ汁が振る舞われた。如楓庵の飛田義夫店長は「地域への恩返し。丼を食べてほっとした気持ちになってほしい」と話した。

 今月3日から避難所で過ごす主婦(60)は「家族のようになった皆さんと一緒に温かい料理を食べられてうれしい。多くの人に支えられている」と感謝した。

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