断水が続いている能登町小木で、使えなくなっていた地域の井戸を住民が復活させた。「飲み水はあっても生活用水が足りない」との声を受け、ポンプを設置してくみ上げられるようにした。
井戸を再生させたのは、石岡石油店長の石岡二郎さん(62)、北浜町内会長の田中孝さん(68)、井戸の近くに住む吉田初男さん(75)の3人。トイレなどに使う水が足りないと相談を受けた石岡さんが田中さんと協力し、くみ上げる機能が壊れていた井戸にポンプを設置した。電気は吉田さんの自宅から引いた。
石岡さんは「断水は長期化する可能性もある。多くの人に使ってほしい」と話した。