APU学生が観光プラン発表 津久見市で「観光市民講座」【大分県】

自分たちで考案した観光プランを発表するAPUの学生=津久見市民会館

 【津久見】立命館アジア太平洋大(別府市、APU)の学生による「つくみ観光市民講座」が14日、津久見市民会館であった。市と津久見商工会議所などでつくる市周遊活性化対策協議会の主催。

 環境や観光学を専攻する学生7人が昨年11月、環境教育につながる観光プランの提案を目的に、市内でインターンシップを実施。つくみイルカ島や保戸島などを視察後、3班に分かれ、プランを作成した。

 講座には市民ら約80人が参加。学生は雨の日に遊べるアクティビティが少ないことなどに着目し、それらの解決策を盛り込んだ▽環境問題や津久見について学べるクイズゲーム▽イルカ島に隣接する市漁村センターの利活用▽海洋ごみを使ったアートのワークショップ―といったアイデアを発表した。

 石川正史市長、イルカ島を運営する「マリーンパレス」(大分市)の橋本均社長らが講評。1年の川添シェリさん(19)は「実現可能性を考えるのに苦労した。津久見は自然あふれる素晴らしい場所だった」と話した。

© 有限会社大分合同新聞社