阪神の岩貞投手が佐伯署一日署長に 交通安全や特殊詐欺への注意呼びかけ【大分県】

特殊詐欺への注意を促すチラシを配る岩貞祐太さん(左)=16日午前、佐伯市の大分銀行佐伯支店兼長島支店
児童とキャッチボールをして交流した岩貞祐太さん(中央)=16日午前、佐伯市の鶴岡小

 【佐伯】プロ野球・阪神タイガース投手の岩貞祐太さん(32)が16日、佐伯署の一日署長を務めた。市内の小学校や銀行で啓発活動をした。

 同署で、染矢憲康署長が委嘱状を交付。岩貞さんは署員に「市民の期待に応え、安全安心な佐伯市の実現のために活躍してほしい」などと訓示した。

 鶴岡小に移動して児童に交通安全を呼びかけた後、キャッチボールをして交流。サインボールをプレゼントした。市内の大分銀行佐伯支店兼長島支店では、ATM(現金自動預払機)利用者らに特殊詐欺への警戒を促すチラシを手渡した。

 岩貞さんは熊本市出身。弟の拓実さん(30)が同署に勤務する縁で、自主トレーニング期間を利用して佐伯市を訪れた。市民へ向けては「互いに声をかけ合って事故や事件を防ぎ、平和なまちをつくってほしい」と話した。

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