梅開花 華やかに 諫早・御館山稲荷神社 例年より1カ月早く 長崎

開花した梅を見詰める馬場さん=諫早市、御館山稲荷神社

 長崎県諫早市宇都町の御館山稲荷神社梅園で梅が開花し、参拝客らの目を楽しませている。関係者によると、温暖な日が続いた影響か、例年に比べ約1カ月早いという。
 同市小船越町の馬場勝さん(78)が佐賀県太良町の梅農家から7年前に樹齢約20年の南高梅など3種類約50本を譲り受け、子どもの頃の遊び場だった同神社の許可を得て敷地の一角に植樹した。手すりを設置したほか、雑草を取り払ったり、肥料を与えたりするなど手入れを続けている。
 例年だと、同梅園では2月10日ごろから同下旬にかけて3種類が順次、見頃を迎える。今年は白い小梅の品種約10本で既に多くの花が開き、馬場さんも「こんなに早く咲いたのは初めて」とびっくり。
 同梅園は標高約90メートルの高台に位置し、市内のトランスコスモススタジアム長崎や西九州新幹線の高架線路を望むことができる。馬場さんは「最近は梅を目当てに訪れる人も増え、うれしい。枯らさないように手入れを続けたい」と話した。

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