素手で殴る・踏みつける 体罰で21人処分 沖縄県内の小中高教員 2022年度

(資料写真)教室

 2022年度に沖縄県内の公立小中学校、高校などで体罰を理由に懲戒や訓告などの処分を受けた教員は21人で、前年度の16人から5人増えたことが文部科学省の調査で分かった。全教員に対する割合は0.13%で、指定都市を除くと長崎県に次いで全国で2番目に高かった。

 処分の内訳は減給1人、戒告1人、訓告などが19人だった。処分を受けた教員は男性19人、女性2人。体罰が発生した学校は小学校12件、中学校8件、特別支援学校が1件だった。体罰の内容は「素手で殴る・たたく」「蹴る・踏みつける」などで、打撲などの被害も確認された。

 県内の教職員で性犯罪・性暴力などによる22年度の懲戒処分者数は2人で、どちらも停職処分となっている。

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