優しい味の煮魚、家庭でも 学校給食に提供の津田商店(釜石)

新ブランドのギフトセットをPRする津田保之社長(左)

 釜石市鵜住居(うのすまい)町の水産加工業・津田商店(津田保之社長)は、冷凍煮魚の新ブランド「子どもようおさかなさん」を立ち上げた。イワシやサバなどの煮魚を50年以上、学校給食に提供してきたノウハウを生かし、安心安全で優しい味付けの商品を一般販売。市地域活性化起業人とタッグを組んで市場分析やブランド開発を進めたほか、ECサイトも立ち上げ、新たな事業の柱として成長を期す。

 津田社長(69)らが15日に市役所を訪ね、商品開発の成果を小野共市長に報告した。湯煎するだけで骨まで食べられる煮魚を用意でき、試食では「臭みが全くなくて身がしっかり」「これはご飯が進む」などと大好評だった。

 同社製品をベースに甘さを控え、魚の臭みを取るために梅やトマトなどを使う。6切れ入りのイワシの梅煮(1166円)やサンマのみぞれ煮(1296円)、3種入った定番ギフトセット(4330円)など10品を展開する。

 問い合わせは同社(0193.29.1800)へ。

学校給食でも人気の「子どもよういわし梅煮」=津田商店提供

 

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