1月16日午後、アメリカ軍キャンプ富士の米兵5人がパラシュートの降下訓練中に静岡県御殿場市と裾野市のグラウンドなどに不時着しました。
【写真を見る】パラシュート訓練中の米兵5人演習場外のグラウンドなどに誤降下 地元は再発防止申し入れ=静岡・御殿場市、裾野市
けが人や物的被害は確認されていませんが、相次ぐ訓練の不備に、地元などは米軍に対して再発防止を申し入れています。
防衛省によりますと、16日午後2時頃、静岡県にある東富士演習場でパラシュートの降下訓練をしていたアメリカ軍海兵隊の隊員5人が、演習場を外れて御殿場市と裾野市のグラウンドなどに降下しました。
当時、グラウンドに利用者はおらず、けが人や物的被害は確認されていません。
防衛省は重大な事故に繋がりかねないとして、キャンプ富士に対して速やかな情報提供や再発防止を要請しました。
アメリカ軍キャンプ富士の訓練を巡っては2023年12月、操縦訓練中のドローンと通信が途絶え、1週間後に演習場の外で見つかりました。
御殿場市の勝又正美市長は「立て続けにこのような事案が発生したことは誠に遺憾」とコメントしています。
