「目の前で竜巻のようなものができて通過した」富士山麓で“局地的突風”か 鶏舎やビニールハウスが被害

1月16日、静岡県内で突風による被害が相次ぎました。一夜明けた17日、富士市の鶏卵場では、鶏舎やビニールハウスが破損していることを確認できました。

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静岡県富士市今宮の鶏卵場では、16日の夕方に突風が発生。一夜明けた17日、住民が現場を確認すると鶏舎が倒れかかったり、ビニールハウスが破れたりする被害が確認できました。住民は朝からによる片付けに追われたということです。

住民によると当時、風が強くて外に様子を見に行くと「目の前で竜巻のようなものができて目の前を通過した」ということです。

16日は突風とみられる被害がほかにも確認されていて、裾野市ではカーポートが壊れたほか、静岡市では、砂を巻き上げる「塵旋風」とみられる現象が確認されています。

静岡地方気象台によると、16日の静岡県内は冬型の気圧配置で風が吹きやすい状況で、被害のあった鶏卵場のある富士市では夕方頃、秒速約10メートルのやや強い風が吹いていました。局所的に突風が吹いた可能性があるということです。

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