「無料冷蔵庫」で食料支援 滝沢と八幡平に開設、24時間利用可能

 

 子ども、子育て支援に取り組むNPO法人フューチャー・シーズ(盛岡市、佐藤昌幸理事長)は18日、ひとり親世帯や生活苦の学生が食料品などを無料で受け取れる施設「コミュニティ・フリッジ」を滝沢市に開設する。無人で24時間開ける施設とし、日程の都合や人目を気にして子ども食堂の利用をためらっていた人らに配慮する。2月に八幡平市にも開設する。

 コミュニティ・フリッジは「公共冷蔵庫」を意味する。滝沢市巣子と八幡平市大更のそれぞれアパートの一室に構え、一般家庭、企業から寄せられた食料や日用品を室内の冷蔵庫や棚に並べておく。

 児童扶養手当や就学援助を受けている家庭、奨学金を受給している学生が利用対象。専用アプリでの登録や受給状況などを報告することを条件とする。登録者のみに施設の詳しい住所などを伝える。

 同法人は運営費100万円を募るクラウドファンディング(CF)を2月25日まで実施している。登録や寄付に関する問い合わせは同法人(019.677.8488)へ。

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