ドドドッと雪を蹴散らし、30頭もの馬たちが駆け抜ける―。独立行政法人「家畜改良センター」の十勝牧場（北海道音更町）で、飼育馬の冬季の運動不足解消や難産防止のための「馬追い運動」が行われている。一般公開された17日には50人を超える見物客が訪れ、大型馬や春に出産を控えた牝馬の走りを楽しんだ。公開は平日のみ、2月22日までの予定。
この日は氷点下10度ほどの寒さ。1周約800メートルの柵で囲まれたコースを35頭と30頭のグループに分けられた馬たちが追い立てられながら2～3周した。たてがみを揺らしながら疾走する馬たちの吐く息は白かった。
