去年11勝「ことしの方が大事」広島カープ 床田寛樹 プロ8年目 キャリアハイめざす “左のエース”

去年、初の2けた勝利と規定投球回をマークした広島カープの 床田寛樹 投手。17日、合同自主トレに参加しました。

去年、左のエースとしてチームトップの11勝を挙げた床田寛樹。17日、マツダスタジアムの屋内練習場で行われたチームメイトとの合同自主トレに姿を見せました。

広島カープ 床田寛樹 投手
「みんなでやると、『いよいよ始まるんだな』という気持ちにもなりましたし、ここからどんどん状態を上げていければいいかなと思います」

オフはお尻や太ももなどの下半身の筋力アップも図ってきました。

床田寛樹 投手
「それなりにキャッチボールもしてきたので、そのまま、いい状態で今のところはいけているので、どんどんもっと上げていければいいかなと思います。これから緩いスライダーもそうですし、チェンジアップもそうですし、全部の球種をしっかりと磨けるように、今からすごく時間もあるので、しっかりと取り組んでいけたらいいかなと思います」

また、キャッチボール中には 島内颯太郎 が習得しようとしているカーブのアドバイスを送る場面もありました。

プロ7年目の去年は156イニングを投げ、初めて規定投球回もクリア。だからこそ、ことしにかける強い思いを胸に秘めています。

床田寛樹 投手
「(2けた勝利も規定投球回も)まだ1回いっただけなので、ことし、ダメだったら結局、たまたまと見られちゃうので、ことしの方がすごく大事だなと思うので、キャリアハイをなんとかいけるように。あとは特にイニングをもう少し投げられるように…、170(イニング)。ローテーションを飛ばされたりとかなければ、ちゃんと試合を作ればいけると思うので、そこをめざしてがんばりたいなと思います」

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青山高治 キャスター
今シーズンも床田投手、楽しみですね。

コメンテーター 平尾順平 さん(ひろしまジン大学 代表理事)
力強いですし、去年、あれだけ活躍しても、ことし活躍できないと「たまたま」と言われちゃうって厳しい世界だなと思います。

青山高治 キャスター
続けて活躍してこそというところがあります。去年は11勝を挙げて、初めての規定投球回、本当に大活躍でした。

平尾順平 さん
そうですね。安定感があります。でも、ぼくはバッティングに期待したいところも…

青山高治 キャスター
そうなんですよ。170イニング投げたいって言われているじゃないですか。長く投げたら、それだけ打席も増えるということで、床田投手、オフの間も打撃練習もしていたそうです。

平尾順平 さん
ホームランとか狙っていただきたい。

青山高治 キャスター
去年、(打率).275を打っています。

平尾順平 さん
.275! すごい。

青山高治 キャスター
なので、ことしの目標は「ホームランを打ちたい」。

中根夕希 キャスター
でも、床田投手が島内投手にアドバイスする姿があったりだとか、確実に投手陣の中でリーダーになっているなと感じますし、やっぱりけがをして苦しんだ時期があったからこそ、フルで出場することの大切さであったり、去年11勝でもことしが大事っていう言葉に、その強さがすべて表れているなと感じました。

青山高治 キャスター
だから去年の11勝以上、打率は.275以上。こちらも期待したいです。ちなみに床田投手、お正月は第一子の娘さんをたくさんの親族に見てもらえて、非常にうれしかったということでした。

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