「土砂崩れの写真を見て、みんなを守ってあげようと思った」地元園児が学ぶ災害の記憶と教訓 広島

広島土砂災害の被害や教訓を伝えるため、2023年にオープンした「豪雨災害伝承館」を、地元の幼稚園と保育園の園児が見学しました。

園児たち
「おはようございます」

見学したのは広島市立上緑井幼稚園と緑井保育園の計23人の園児です。緑井地区は、10年前に起こった広島土砂災害で大きな被害を受けました。当時を知らない園児たちにも防災意識や地域で起こったことを受け継いでもらおうと、伝承館の見学を企画しました。

園児たちは災害時の様子や命の大切さを学んだ後、日常で危険があったときにどんな行動をとるかを考えるゲームに参加しました。

園児たち
「知らないことがいっぱいあった」
「土砂崩れの写真見て、みんなを守ってあげようかなと思った」

広島市立上緑井幼稚園 若林聖 園長
「子どもたちが見て聞いて学び得て、今後につないでいけるという機会になったと思いますし、子どもたちの表情がしっかり聞いて考えて自分なりに感じていると感じました」

それぞれの園は、今後も伝承館の見学など防災について学ぶ機会をつくるとしています。

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