内輪揉め騒動もなんの!サウジの豪胆マンチーニ監督「その問題は終わったこと。何のプレッシャーもない」

サウジアラビア代表のロベルト・マンチーニ監督[写真:Getty Images]

サウジアラビア代表のロベルト・マンチーニ監督が、アジアカップ初戦を終えての心境を語った。サウジアラビア『アル・リヤディア』が伝えている。
【ハイライト動画】サウジアラビアが後半ATの逆転弾でオマーンに辛くも勝利

アジアカップ2023で7大会ぶりの優勝を目指すサウジアラビアは16日、オマーン代表とのグループF第1節に臨み、2-1で逆転勝利した。

PKで14分に失点を喫して追い掛ける展開のなか、途中出場のMFアブドゥラフマン・ガリーブのゴールで78分に同点とし、最終盤にはDFアリ・アルブラシがセットプレーから逆転弾を奪取。白星スタートを切った。

辛くも3ポイントを獲得した指揮官は試合後、相手の守備を称えつつ、結果については妥当と評価。一方で、苦戦は自分たちのミスに起因するものとの見解も示した。

「良い試合ができたので、我々の勝利は必然だった。選手たちのパフォーマンスには満足しているし、この試合で素晴らしい仕事をしてくれた」

「オマーンの守備が良かったので、なかなか得点チャンスを見いだせず、同点までに時間はかかったが、終盤、最終的に2点目も奪えた」

試合の流れについては、「前半、オマーンには1、2回チャンスがあったが、後半はなかった。我々は3、4、5つのミスを犯したが、その点は改善する必要がある。PKで失点は喫したが、直近6試合ではこの1つのみだったことにも満足している」

試合前の記者会見では、主要選手を含む複数人が代表招集を拒否したとの発言が波紋を広げていたが、「その問題は終わったこと」と一蹴。「どの選手に対しても、何の反感も持っていない」と続けた。

また、言動も含めて様々な圧力にさらされていることについても、選手・監督と長期のキャリアを経ているだけに「何のプレッシャーも感じていない。普通のことだ」と、意に介さなかった。

マンチーニ監督率いるサウジアラビアは、21日に第2節でキルギス代表と対戦する。

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