ブックカフェ今春オープンへ 宇都宮「ふれあい広場」ににぎわいを CFで資金募る

ブックカフェ(右奥)や、ベンチを設置した「ふれあい広場」のイメージ図

 【宇都宮】官民連携で釜川周辺エリアのまちづくりを実践する「カマクリ協議会」は、オリオン通りと中央小に挟まれたふれあい広場を中心に、にぎわいの創出を目指して再整備に取り組む。第1弾として、個性的な本や軽食が楽しめるブックカフェ「KMGW BOOKS」を今春、オープンする予定。開業・運営資金を募るクラウドファンディング(CF)を2月25日まで、CFサイト「キャンプファイヤー」を通じて行っている。

 同広場は市民の憩いの場として整備されたが、有効活用されていない。市、商店街、市民団体「釜川から育む会」などで構成する同協議会は、ブックカフェやベンチを設置するほか、周辺の空き家、空きテナントに店舗やアーティストを誘致するなど一体的な利活用を目指す。

 ブックカフェは那須烏山市内で小規模書店「NAYA BOOKS」を営む高田直樹(たかだなおき)さんらと協力。高田さんが選んだ本や個人が持ち寄った本を集めたブックセラーズアパートメント(一箱本屋)を設置するほか、ドリンクや軽食を販売する。

 CFの目標額は200万円。1500~5万円のコースが中心で、返礼品としてブックセラーズアパートメントの先行入居権や、開店後に使えるドリンクチケットなどが選べる。

 20日午後1~5時、二荒町のアトリエ「カマガワポケット」で、文学や詩、アートなど古本を買い取る。同協議会は「ふれあい広場が生活の一部になることを目指している。本と人、人と人が出会う場所をつくりたいので応援してほしい」と話している。

 (問)同協議会kama9ri@gmail.com。

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