オークション出品の古銭、偽物と判明

東区裁判法院で1月17日、アンティークコイン(古銭)の偽物を販売しようとしたオークションハウス(競売会社)に有罪判決が言い渡された。同日付政府公報によると少し前、あるオークションハウスが出品しようとしている31枚の古銭に偽物の疑いがあるとの情報が香港税関に寄せられ、当局は捜査を開始。貨幣認証機構に鑑定を依頼したところ、古銭ではなく偽物だと判明した。当該コインの中には中華民国という文字や大清銀幣などの文字が刻まれていたものもあったという。裁判では、『商品説明条例』に違反したとしてオークションハウスに4万ドルの罰金刑が言い渡された。香港では虚偽の説明をした物品を販売した場合、同条例違反で有罪となり、50万ドル以下の罰金および5年以下の禁固刑が科せられる。(写真・政府新聞処)

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