商工会女性部 主張発表県大会 岡本さん(新上五島)知事賞 「やってみよう。できること」

「やってみよう。できる人ができることを」と呼びかける岡本さん=長崎市大黒町、ホテルニュー長崎

 長崎県内商工会女性部の主張発表県大会が17日、長崎市内であり、岡本幸代さん(40)=新上五島町商工会=が最優秀の県知事賞に輝いた。7月、熊本市である九州大会に出場する。
 県商工会連合会が主催し24回目。地区別に選ばれた5人が登壇し、内容や構成、表現力などを競った。
 香川県出身の岡本さんは12年前、新上五島町に移住。地域を盛り上げようと女性部の若手有志グループ「かみごとうぐるぐる」を立ち上げた。昨年夏に初開催した納涼祭は、わずか2カ月の準備期間だったが、出店やゲーム景品提供など地元事業者の協力を得て「やり遂げた」。この経験を基に「やってみよう。できる人ができることを」と会場に呼びかけた。
 次点の県連合会会長賞は村田京子さん(56)=雲仙市商工会=が受賞。地元で土砂災害が発生した際、女性部として「どう動けばいいのか分からなかった」のを教訓に、部員数人が防災士の資格取得を目指していると紹介。「地域と連携して防災力を身に付けたい」と語った。

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