サッカーJ2のV・ファーレン長崎は17日、長崎県諫早市サッカー場で新加入選手発表会を開き、JFL滋賀への期限付き移籍から復帰したMF五月田星矢を含めた9人が意気込みを語った。J2秋田から完全移籍で6年ぶりに再加入したDF飯尾竜太朗は「再び長崎のエンブレムをつけて戦うことにわくわくしている。J1昇格のために全力を注ぐ」と決意を述べた。
V長崎との契約を更新しながら、ブラジル2部サントスの監督就任を希望しているカリーレ氏の問題は未解決で、現時点で監督は不在。ヘッドコーチとして招へいした前J2大分監督の下平隆宏氏が暫定指揮官としてチームをつくる。竹村栄哉テクニカルダイレクター（TD）は「監督問題など現状を正直に話した上で、それでも『長崎のために』と集まってくれた選手たち」と9人を紹介。下平氏について「今いる選手を生かしてくれると思う。スムーズに進んでいる」と語った。
補強のポイントについて、竹村TDは「昨季は課題が守備だった。改善できる中盤の選手とDF獲得に力を入れた」と説明。J1名古屋から完全移籍で加入したMF山田陸は「決定的なラストパスや球際の強さを見てほしい」、J1柏から育成型期限付き移籍したDF田中隼人は「覚悟を持って移籍してきた。ここなら自分の特長が生かせる」などと意気込んだ。
V長崎は18日午前10時から、同サッカー場で2月末のシーズン開幕に向けて始動する。
