ボルシアMGの主力CB板倉滉がプレミアに? リヴァプールとトッテナムが候補に浮上、今夏の契約解除条項がカギとの報道も

写真:板倉にプレミア行きの可能性が浮上 ©Getty Images

ボルシアMGに所属する日本代表DF板倉滉が、プレミアリーグ方面から熱い視線を送られている模様だ。

現在26歳の板倉は、2019年にマンチェスター・シティへと完全移籍し、海外挑戦に臨んだ。当時はA代表歴が無くイングランドでの労働許可証が取得できなかったため、フローニンゲン(オランダ)に期限付き移籍。2021年には、2. ブンデスリーガ(ドイツ2部リーグ)のシャルケへと期限付き移籍で加入した。

板倉はシャルケでレギュラーとして活躍し、2021-22シーズンはチームの2部リーグ優勝と1部リーグ昇格に貢献。2022年には、ブンデスリーガの強豪であるボルシアMGに完全移籍で加入した。ボルシアMGでは主力センターバックとして存在感を発揮し、背番号『3』に恥じない活躍を披露し続けている。

ドイツメディア『スカイスポーツ』は「クロップとスパーズがボルシアMGのスター選手をめぐって争う」と、リヴァプールおよびトッテナムが板倉の獲得に関心を示していることを伝えた。

「ユルゲン・クロップ監督がイタクラに注目している。彼とボルシアMGの契約には今夏の解除条項(1000万ユーロ〔約16億円〕から1500万ユーロ〔約24億円〕)が盛り込まれているという情報がある。つまり、今夏には次なるステップへの挑戦が可能となるのだ」

「一方、トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督は、セルティックの監督時代(2021年から2023年)にイタクラの獲得を望んでいたという経緯がある」

「今季、イタクラは足首の負傷もあり、ボルシアMGで公式戦8試合の出場にとどまっている。それにも関わらず、リヴァプールとトッテナムは同選手の獲得に意欲を示している」

リヴァプールには、現在日本代表MF遠藤航が在籍しており、ユルゲン・クロップ監督はMF香川真司やFW南野拓実といった日本人選手と仕事をともにした過去がある。トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督も、かつて横浜F・マリノスを指揮しただけでなく、セルティック時代にはFW古橋亨梧やFW前田大然らを重宝するなど、日本と深いつながりがある。

なお、板倉とボルシアMGの現行契約は2026年6月30日までとなっている。果たして、遠藤やMF三笘薫(ブライトン)、DF冨安健洋(アーセナル)らに続き、板倉もプレミアリーグに挑戦することになるのだろうか。

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