MLBネットワークによる二塁手トップ10 二塁転向のベッツが1位に

MLBネットワークでは毎年、各ポジションの「現在のトップ10」を選出しており、今年もその恒例企画がスタートしている。個人成績に加え、攻撃面や守備面の各種指標、リサーチチームによる分析などをもとに、伝統的なスタッツと先進的なデータの両方を使ってランキングを作成。先発投手部門でゲリット・コール(ヤンキース)、捕手部門でアドリー・ラッチマン(オリオールズ)、遊撃手部門でコリー・シーガー(レンジャーズ)、右翼手部門でロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)が1位に選ばれたのに続き、二塁手部門のトップ10が発表された。

MLBネットワークが発表した二塁手トップ10は以下の通り(カッコ内は昨年の順位)。

1 ムーキー・ベッツ(右翼手2位)
2 ホセ・アルトゥーベ(1)
3 マーカス・セミエン(4)
4 ルイス・アライズ(圏外)
5 ケテル・マルテ(8)
6 マット・マクレーン(圏外)
7 アンドレス・ヒメネス(3)
8 エデュアルド・ジュリエン(圏外)
9 ザック・ゲロフ(圏外)
10 ニコ・ホーナー(圏外)

今季から二塁に本格転向するベッツが1位に選ばれた。ゴールドグラブ賞6度を誇る球界屈指の右翼手でありながら、昨季はチーム事情に応じて二塁や遊撃でもプレー。そのなかで打率.307、39本塁打、107打点、14盗塁、OPS.987という素晴らしい成績を残した。ベッツが「打てる二塁手」として活躍すれば、ドジャースにとっては大きなアドバンテージとなるはずだ。

ベッツが右翼から二塁に移った影響で、昨年1位だったアルトゥーベは2位に後退。昨季は故障により90試合の出場にとどまったが、それでも打率.311、17本塁打、51打点、14盗塁、OPS.915と試合に出場すれば好成績を残した。レンジャーズの球団史上初のワールドシリーズ制覇に貢献したセミエンは、昨年から順位を1つ上げ、トップ3入りを果たしている。

一方、今年のトップ10のうち5人は昨年のトップ10圏外だった選手。2年連続の首位打者である4位のアライズはともかく、6位のマクレーン、8位のジュリエン、9位のゲロフはいずれも昨季メジャーデビューを果たしたばかりの選手であり、若手の台頭と躍進が目立つランキングとなっている。10位のホーナーもすでにメジャーで5年間プレーしているが、まだ26歳の若手だ。

なお、今後のトップ10発表予定は以下のようになっている(日付は日本時間)。

1月19日 一塁手
1月25日 左翼手
1月26日 中堅手
2月1日 三塁手
2月2日 救援投手

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