防衛省、新入隊員の丸刈り廃止へ 高額報酬制度も導入

防衛省

 防衛省は18日、自衛隊の人的基盤を強化するため、新入隊員の頭髪基準を4月から緩和し、丸刈りのルールは廃止すると明らかにした。サイバーなどの専門分野で高度な知識を持つ人材の獲得に向けて最長5年間、高額の報酬を認める新制度も導入する。自衛官の処遇改善策を議論してきた有識者検討会に報告した。

 新入隊員が配属される教育部隊は現在、部隊ごとに髪形の基準を定めており、男性は丸刈り、女性はショートヘアなどを推奨。髪形に関する校則などを見直す動きを踏まえ、男性はスポーツ刈り、女性は「肩にかからないよう一つにまとめる」などと緩和し統一する。

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