まさかのメキシコ移籍から9年弱、気づけば38歳…元フランス代表FWジニャックが史上3人目の大記録達成!

ティグレスの象徴・ジニャック[写真:Getty Images]

元フランス代表FWアンドレ=ピエール・ジニャック(38)がメキシコの地で金字塔を打ち立てた。
【動画】ジニャックがティグレス通算200ゴール! 金字塔弾はCKから!

フランス代表通算36キャップ、リーグ・アン通算103得点などを誇る点取り屋・ジニャック。2015年夏、リーグ・アン得点王経験者の現役レ・ブルー戦士が29歳にしてマルセイユからメキシコのティグレスへ移籍した際は、少なからず全世界が驚かされた。

あれから9年近い年月が流れ、気づけばジニャックは38歳…2015年夏から一貫してティグレスの背番号「10」を背負い、2020年には北中米カリブ海王者を決めるCONCACAFチャンピオンズリーグで初優勝。ティグレスで「11」ものチームタイトルを獲得する。

また、個人でもリーガMX(メキシコ1部)前期(アペルトゥーラ)で2度、後期(クラウスーラ)で1度、得点王に輝き、2023-24シーズンも公式戦18試合で12得点4アシスト。今なお不動のエースに君臨し、衰え知らずの決定力がそこにはある。

そんなジニャック、17日に行われたリーガMXクラウスーラ第2節のクラブ・レオン戦で先発出場し、1-1で迎えた76分に逆転弾。2-1でティグレスが勝利したなか、これはジニャックにとってティグレスで記念すべき公式戦通算「200」得点目。公式戦362試合目にして金字塔を打ち立てた。

過去にメキシコ国内の1クラブだけで公式戦200得点を打ち立てたのは2人のみ。メキシコ代表エースとして2006年のドイツ・ワールドカップ(W杯)に出場したハレド・ボルヘッティ氏(サントス・ラグーナ)、元パラグアイ代表のホセ・カルドーソ氏(トルーカ)...Mr.ティグレスのジニャックが3人目ということになった。

38歳となった現在もゴールを量産し続けるジニャックは、ティグレスとの契約が2025年6月まで。まだまだ活躍しそうであると同時に、このままメキシコで選手キャリアの幕引きを迎えることになりそうだ。

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