横浜中華街・重慶飯店新館が初の全面リニューアル 約2カ月休業、3月20日に営業再開

改装後の「重慶飯店新館」のイメージ(ローズホテル横浜提供)

 ローズホテル横浜(横浜市中区)は、1階の「重慶飯店新館」をリニューアルする。ホテル内にオープンしてから37年目で初の全面改装。1階レストラン「ブラスリーミリーラ・フォーレ」も刷新する。新型コロナウイルス禍が落ち着き、横浜中華街も人流が回復する中、ゆったりとくつろげる上質な空間を目指す。

 重慶飯店新館は22日から約2カ月間、休業。3月20日の営業再開を予定している。テーマは「シック&モダン」。個室宴会場が狭くなるため席数が175から150に減る一方、ソファ席も導入。調理場の面積を拡大し、新規メニューにも挑戦するという。

 ブラスリーミリーラ・フォーレは今月22~24日の間、休業し25日にリニューアルオープンする。こちらも150席から126席に減らしソファ席を設ける。特にディナーを強化。地産地消とサステナブルをテーマに、メニューを刷新する。

 改装に伴う費用は2億円。ローズホテルを傘下に持つLOON MOONホールディングス(同)の李宏道社長は「老舗ホテルもブラッシュアップしていくことが重要」と強調。両店舗をホテルの“二枚看板”にして顧客の多様なニーズに応えたいとしている。 

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