「元気に走っている姿を見せたい」被災地への思いを背負い臨むレース 全国男子駅伝 石川県チームが広島に到着

1月21日に広島市で全国男子駅伝が開催されます。
能登半島地震のあった石川県チームも、被災地への思いを背負ってレースに臨みます。

JR広島駅に到着したのは、都道府県対抗男子駅伝に出場する石川県代表の選手や監督など11人です。石川県の出身者たちで作る広島石川県人会のメンバーが温かく迎えました。

石川県チーム・森賀康裕監督
「登録選手の中にも年明けのところで、避難所生活をしている選手もおりますので非常に苦しい思いをして練習も思うような状況でなかなかできないということが正直あったと思います」

チームには、能登半島地震で被害が大きかった七尾市出身の中学生選手も登録されています。

石川県チーム・森賀康裕監督
「選手たちもここに向けて頑張りたいという思いも持っておりますし、こんな状況ですけれども元気に走っている姿を見せられたらなと思います」

”甚大な被害を受けた故郷に走る姿で元気を届けたい”

選手たちは、18日から早速コースの下見などをするということです。

1月14日に一足先に京都で行われた、都道府県対抗女子駅伝。1区では石川チームの五島莉乃選手が、途中まで区間記録のペースで独走しました。

たくさんの声援を力に区間トップでタスキをつなぎました。

女子石川1区・区間賞 五島莉乃選手
「『石川がんばれ』という声を絶えずにかけてくださってすごく胸がいっぱいでした。皆さんたくさんの応援ありがとうございました」

女子に続いて男子もどんな活躍をみせるのか…。
全国男子駅伝は、21日の午後0時半スタートです。

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