恩師モウリーニョ退団もディバラは引き続きローマのためにプレー! 少なくとも2025年夏まで残留か

しばらくはローマのために戦うというディバラ[写真:Getty Images]

アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(30)は当分ローマにとどまるようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。

2022年夏にユベントスを退団し、フリーでローマへと加わったディバラ。ケガが多いものの、出場すれば前線で違いを生み出しており、今シーズンもここまでセリエAの13試合で5ゴール6アシストをマークしている。

一方でクラブは16日、2021-22シーズンから指揮を執っていたジョゼ・モウリーニョ監督を解任。ポルトガル人指揮官からの電話説得を受けてローマ入りを決断していたディバラは、インスタグラムを通じて感謝のメッセージを送り、「また近いうちにお会いできることを願っています!」と締めくくっていた。

こうして恩師との再会願望を世界に発信したディバラだが、今はダニエレ・デ・ロッシ新監督と共にチームを立て直すことに集中している模様。直近のネガティブな結果に対する責任を自覚し、ローマのため、自分のため、ファンのために再び勝利を得たいと考えているようだ。

また、クラブとの現行契約が2025年6月までとなっているディバラだが、少なくともこの間はローマのために戦うつもりとのこと。イタリア国外のクラブに有効だったリリース条項も15日に失効したため、契約の観点からも残留の可能性が高まっているという。

ディバラの意向により契約延長交渉を行う時間が確保されたローマだが、交渉の席を用意するには少し時間がかかる見込み。ゼネラルマネージャー(GM)を務めるチアゴ・ピント氏が今冬の移籍市場閉幕後に退任するため、後任が決まってから着手することになるという。

なお、ディバラはラツィオとのダービーマッチで負った筋肉系のケガから回復し、すでにチーム練習に復帰。デ・ロッシ監督の初陣となる20日のセリエA第21節エラス・ヴェローナ戦にも出場できる見通しだ。

© 株式会社シーソーゲーム