「屋外で5回深呼吸」「三食を食べる」「健康すごろく」で元気に 京都府南丹市社協

健康につながる取り組みをすれば、升を進められるすごろく(南丹市園部町・市社協園部事務所)

 京都府南丹市社会福祉協議会は、体操やあいさつなど心身の健康につながる行動をして升目を進める「健康すごろく」を作った。寒さや感染症の予防で閉じこもりがちな冬に、高齢者らが交流する糸口をつくる恒例の企画。ゴールすれば地元事業者の景品プレゼントもあり、参加者を募っている。

 すごろくは新型コロナウイルス禍で交流の場が減っていた2021年、同じゲームをして非接触のつながりを生もうと始まった。外出が減る冬のフレイル(虚弱)予防として毎年続けている。

 今年は園部町の地図上に100升が並び「屋外で5回深呼吸」「三食を食べる」など20の目標のうち達成した個数分を毎日進み、町内の名所を巡る。自然とできる項目を中心にして参加のハードルを下げつつ、熱心に取り組む人も例年多いため「ウオーキングを30分以上」などを目指すレベルアップ版や、子ども版なども作った。

 上がれば地元企業の製品や小学生が絵を描いたカレンダーなど景品40種類が抽選で355人に当たる。近所の人と進み具合を話したり、地図に載る名所を懐かしんだりと、会話のきっかけとして人気という。市社協は「全世代で挑戦してみて」と呼びかけている。

 応募は2月22日まで。用紙は市社協の各事務所で配布中。問い合わせは市社協園部事務所0771(62)4125。

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