プロスペクト捕手トップ10 パドレスのイーサン・サラスが1位に

MLB公式サイトでプロスペクト(若手有望株)の情報を専門的に扱う「MLBパイプライン」では、2024年版の「ポジション別プロスペクト・ランキング・トップ10」の発表をスタートしており、右腕部門と左腕部門に続いて、日本時間1月19日にはプロスペクト捕手トップ10が発表された。1位に選ばれたのは、昨年1月に契約金560万ドルでパドレスに入団したイーサン・サラス。2006年6月1日生まれの17歳だが、マイナーA級からスタートし、A+級を経て、プロ1年目で早くもAA級に到達した「怪物」である。

捕手部門では2022年にアドリー・ラッチマン(オリオールズ)、昨年はフランシスコ・アルバレス(メッツ)が1位に。2人ともプロスペクト・ランキング全体1位となった時期もあったが、今年の捕手部門1位となったサラスも近い将来、全体1位となる可能性があるとみられている(現在は全体5位)。昨季はマイナー3階級で合計66試合に出場して打率.248、9本塁打、41打点、5盗塁、OPS.752を記録。将来はハイレベルな攻守を兼ね備えたスター捕手へ成長することを期待されている。

2位にランクインしたサミュエル・バサロ(オリオールズ)も注目の存在だ。まだ19歳だが、昨季はマイナーのA級、A+級、AA級で合計114試合に出場し、打率.313、20本塁打、86打点、12盗塁、OPS.953の好成績をマーク。オリオールズはラッチマンが不動の正捕手として君臨しており、バサロは今後、エース級の先発投手を獲得するためにトレードの駒として使われる可能性もある。

トップ10にランクインした選手のほとんどは2025年以降のメジャーデビューを予想されているが、唯一の例外が3位にランクインしたジェファーソン・クエロ(ブリュワーズ)だ。現在21歳のクエロは昨季、マイナーのゴールドグラブ賞を受賞。打撃面でもAA級の90試合で打率.262、16本塁打、49打点、5盗塁、OPS.779とまずまずの数字を残しており、今季中にメジャー昇格を果たす可能性は高い。

「MLBパイプライン」が発表したプロスペクト捕手トップ10は以下の通り。

1 イーサン・サラス(パドレス)
2 サミュエル・バサロ(オリオールズ)
3 ジェファーソン・クエロ(ブリュワーズ)
4 ハリー・フォード(マリナーズ)
5 カイル・ティール(レッドソックス)
6 ドールトン・ラッシング(ドジャース)
7 ブレイク・ミッチェル(ロイヤルズ)
8 モイゼス・バレステロス(カブス)
9 エドガー・クエロ(ホワイトソックス)
10 ディエゴ・カルタヤ(ドジャース)

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