ソニー、人工衛星「EYE」を活用し、宇宙とつながる感動体験できるサービス「EYEコネクト」を公開

「EYEコネクト」

「EYEコネクト」は、人工衛星「EYE」の今後の軌道を予測し、実際に「EYE」が見る宇宙の景色を体験できるWebアプリケーションだ。宇宙を飛び回る「EYE」とのつながりを、各自のデバイスから体感できるという。

さらに、アプリ上に再現された「EYE」の位置やカメラアングルを見ながら撮影タイミングを選択するなど、人工衛星操作の模擬体験も可能だ。「EYEコネクト」の操作には、専門的な知識は必要ない。非日常と思いがちな宇宙を日常の中で気軽に感じてもらうため、STAR SPHERE公式サイトで公開した。

「宇宙撮影体験」の参加者を2024年2月より順次募集開始!

実際に「EYE」へ撮影指示を送り、宇宙からの撮影ができる期間限定のサービス「宇宙撮影体験」を開始する。ユーザー自身が「EYEコネクト」を使用して宇宙空間における「EYE」の位置などをシミュレーションしながら、カメラのシャッターを切る箇所をリクエストでき、後日、「EYE」が撮影した1枚の宇宙写真が郵送される。

宇宙撮影では、撮影アングルのズレや気象条件により、意図とは異なる写真が撮影されることもあるが、そんな偶然の景色も、「EYE」がその日その時に見ている宇宙、地球の表情として、かけがえのないものだという。撮影当日に「EYE」が何を見ていたのか、写真を待つワクワクを体験できる。

第1回目の「宇宙撮影体験」は、2024年3月中に30組を予定しており、2024年2月13日(火)より募集を開始する。なお、追加の体験者募集も2024年中に順次行う予定だという。

「宇宙撮影体験」詳細はこちら

※無料、日本国内在住の方のみ(日本語での提供)。

STAR SPHEREが提供する宇宙感動体験

他にも、宇宙とつながる、さまざまな「宇宙感動体験」を行う予定だ。星空写真家のKAGAYA氏による「EYE」での宇宙撮影、プラネタリウムで実施予定の「こども地球撮影プロジェクト」、公式サイトの「宇宙視点ギャラリー」など、多くの人と宇宙・地球への想いを共有する企画もスタートしている。

初号機「EYE」は、2024年度中にその寿命を迎える予定だ。少しでも多くの人に宇宙とつながる感覚を気軽に体験してもらうために「STAR SPHERE」は今後も、「EYE」の運用をはじめとしたさまざまな活動を通じて、宇宙感動体験の環を広げていくとしている。

STAR SPHEREとは

「STAR SPHERE」は、宇宙をすべての人にとって身近なものにし、みんなで「宇宙の視点」を発見していくプロジェクト。我々の身近にあるもの、こと、文化をそれぞれの「宇宙の視点」で楽しむことで、毎日の生活も地球の未来も豊かになる世界を目指している。

2023年1月、その第一歩として、JAXAの協力のもと、東京大学とともにソニー製カメラを搭載した超小型人工衛星「EYE」を開発し、打上げに成功。「EYE」での撮影を通した、宇宙とつながる新たな体験に取り組んでいくとしている。

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