サッカーJ2のV・ファーレン長崎が18日、2月の開幕に向けて始動した。契約更新を巡って昨季まで監督を務めたファビオ・カリーレ氏の去就が決まっていない中でのスタート。暫定で指揮を執る下平隆宏ヘッドコーチの下、選手たちは諫早市サッカー場で約2カ月ぶりの全体練習に臨んだ。
監督問題は昨年12月20日、V長崎と今季の監督契約を結んでいたカリーレ氏が突然、ブラジル2部リーグのサントス入りを表明。その後、サントス側がカリーレ氏の監督登録を公表するなど問題は解決していない。
多くのファンが見守る中、チームは初日から2部練習を実施。午前は筋力トレーニング、午後はは実戦練習などに取り組んだ。下平ヘッドコーチは「コンディションは選手によってばらつきがあるが、全体的に悪くない。準備期間が短いので、けがに気を付けながら仕上げていきたい」と気を引き締めた。DF米田隼也は「いい声かけをしてくれるし、失敗してもポジティブな雰囲気が出せている」と充実感を漂わせた。
チームは21日に長崎市の出島メッセ長崎で決起集会などを予定。29日～2月10日に沖縄キャンプに臨む。開幕節は23、24、25日のいずれかに、昨季12位の藤枝とアウェーで対戦する。今季日程の詳細は1月23日に発表される。
