住宅被害2万9885戸 犠牲者氏名、新たに13人公表 能登半島地震

土砂崩れの現場で行方不明者の捜索をする警察官=19日午前11時15分、輪島市市ノ瀬町

 石川県の19日午後2時までの集計によると、住宅被害は午前9時の前回発表時から396戸増の2万9885戸となった。志賀、金沢、小松の3市町で確認が進んだ。輪島市、珠洲市は全容が把握できていない。

 市町別では七尾市7949戸、能登町5千戸、志賀町3443戸、金沢市3034戸、中能登町1695戸、羽咋市1465戸、内灘町1212戸、小松市1288戸、穴水町千戸など。

 死者は232人で前日から変わっていない。内訳は珠洲市99人、輪島市98人、穴水町20人、能登町7人、七尾市5人、志賀町2人、羽咋市1人。負傷者数は穴水町で重傷が3人増え、13市町で計1061人となった。連絡が取れない安否不明者は輪島市が1人増の18人、珠洲市4人の計22人。

 石川県は19日、能登半島地震の犠牲者13人の氏名を新たに公表した。公表された犠牲者は累計で93人となった。

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