不在者投票申請を「勘違い」で受け付けず ミスに気付き選管が謝罪

京都市役所

 京都市長選(21日告示、2月4日投開票)を巡り、西京区選挙管理委員会が要介護者の市民からの郵便による不在者投票申請を一時、受け付けないミスがあった。担当者の勘違いによるもので、区選管は謝罪の上、申請を受け付けた。

 ミスがあったのは17日。西京区民の女性が、身体障害者手帳1級で要介護4の90代父親が自宅で投票するため、郵便による不在者投票申請方法を区選管に問い合わせたところ「区選管への身体障害者手帳の持参」を求められた。女性は介護などのため区選管に行く時間が作れず手帳のコピーの郵送を打診したが、区選管は「持参以外受け付けない」と断った。

 翌日、担当者が間違いに気付き、女性にコピーの郵送でも申請できると連絡し、受け付けられた。区選管は「勘違いしていた。申し訳ない」としている。

 郵便による自宅からの不在者投票は身体障害手帳か戦傷病者手帳を持っている場合、障害の程度などの基準を満たせば認められている。

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