孤立集落は「実質的に解消」 石川県知事、バス運行の方針も

石川県輪島市の「輪島朝市」付近で行われた捜索活動=19日午後

 石川県の馳浩知事は19日の記者会見で、能登半島地震により孤立した集落にとどまっていた住民らの避難がほぼ完了したとして「実質的に孤立集落は解消と感じている。一つのヤマは越えた」との見解を示した。8日時点で約3300人に上っていた。輪島市と珠洲市で計26人が残っているが、今後さらに避難が進む見通し。道路の寸断など行き来は依然として厳しい状況で、復旧を急ぐ。

 馳氏はまた、輪島市、珠洲市、能登町と金沢市をつなぐバスを運行させる方針を明らかにした。県によると、金沢駅とそれぞれの役所を結ぶルートを想定している。

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