鹿沼で冬ニラ収穫期迎える 甘み強くやわらかい

青々とした冬ニラを手際よく刈り取る石川さん=19日午後3時10分、鹿沼市南上野町

 栃木県内一のニラ生産地である鹿沼市で、冬ニラが収穫期を迎えている。

 JAかみつが鹿沼にら部長の同市南上野町、農業石川順一(いしかわじゅんいち)さん(61)方ではビニールハウス16棟の計約80アールで栽培。昨年12月上旬から新株の最初の収穫「一番刈り」をしている。

 19日は石川さんや家族の4人が作業に当たり、長さ50センチほどに青々と育ったニラ約90キロ分を次々と刈り取っていった。県内や首都圏などに出荷される。

 石川さんは「昨夏の猛暑や少雨の影響で収量がやや落ちる見込みだが、おいしいニラに育っている。一番刈りは甘みがあってやわらかい。おひたしにして食べるのがお薦め」と話していた。

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