渡良瀬遊水地でヨシ刈り最盛期 昨夏の高温で質良く

渡良瀬遊水地で進むヨシ刈り=18日午後2時15分、栃木市藤岡町部屋

 栃木市や小山市などにまたがる渡良瀬遊水地のヨシ原で、ヨシ刈りが最盛期を迎えている。

 栃木市藤岡町部屋のよしず製造販売「松本商店」は、昨年12月上旬からヨシ刈りを行っている。刈り取ったヨシは保管し、夏に日差しを遮るための「よしず」などに加工する。

 18日は、従業員6人が朝から作業。トラクターを使って高さ3メートルほどのヨシを刈り取り、ひもで手際よく束ねていった。同社の松本八十二(まつもとやそじ)社長(82)は「昨夏の高温が良い影響を与え、堅く質の良いヨシに育った」と話している。作業は、ヨシ焼きが行われる3月上旬まで続く。

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