長時間の読書やスマホなど前屈み癖から抜け出せない?!猫背になる背中の負担を減らす方法とは?【疲れない!痛めない!体の使い方ビフォー・アフター手帖】

背中への負担がかかりどんどん猫背になる【疲れない!痛めない!体の使い方ビフォー・アフター手帖】

何をするにも、前屈みになる機会は多いものです。読書、勉強、スマホ、パソコン、料理、掃除、庭仕事……、活動している大半の時間を前屈みで過ごす人もいます。重い頭が落ちそうになるのを背面の筋肉で支えるため、背中はどうしても硬くなりがちです。

若いうちは、寝ている間に硬さがほぐれてリセットされます。しかし年齢を重ねると筋肉は硬くなりやすく、ほぐれにくくなります。リセットが間に合わなくなってきて、気付けば前屈みの形で曲がってしまいます。正しい姿勢の知識を身に付ければ、立ち姿勢、座り姿勢での前屈み癖から抜け出せます。

これだけでもOKなのですが、加えて「大腰筋ウオーキング」をしましょう。大腰筋ウオーキングは、前屈みでは歩けません。自然と良い姿勢となり、骨盤も背中も動くので、筋肉をほぐす効果もあります。

立ち方と歩き方を変えるだけで、猫背を防ぎ、背中の負担を解消できるのです。

【出典】『疲れない!痛めない!体の使い方ビフォー・アフター手帖』
著者:小池義孝 イラスト:千葉さやか(Panchro) 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
一義流気功治療院院長。昭和48年生まれ。平成18年「気功治療院一義流気功」を東京に開設。翌年に、気功治療の技術を伝える「一義流気功教室」を開設する。気功治療の内容はどの流派にも属さず、独自の歩みを続ける。肩こり、腰痛、猫背といった肉体の問題から、メンタルの問題まで、幅広く対応している。著書多数。30万部を超えるベストセラーになった『ねこ背は治る!知るだけで、体が改善する「4つの意識」』を始めとし、国内15冊、海外翻訳版(台湾、韓国)3冊、約累計70万部を送り出している。

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