アストロズがヘイダー獲得へ 5年9500万ドルで契約合意との報道

日本時間1月20日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、アストロズはパドレスからFAとなっていたジョシュ・ヘイダーと5年9500万ドルの大型契約を結ぶことで合意に至ったようだ。ヘイダーは目標としていたエドウィン・ディアス(メッツ)の5年1億200万ドルを超えることはできなかったが、ディアスの契約には「後払い」が含まれているため、現在価値ではディアスの9320万ドルを上回り、ヘイダーが救援投手史上最高額を更新することになった。

ヘクター・ネリス、フィル・メイトン、ライン・スタネックと3人のリリーフ右腕がFAとなり、さらにケンドール・グレイブマンが右肩の手術により今季絶望となったため、ブルペンの層が薄くなっていたアストロズ。球界屈指のクローザーであるヘイダー獲得に向けて「プッシュ」していることが報じられていたが、一気に契約合意にこぎつけた。ジム・クレイン・オーナーは「ライアン・プレスリー、ブライアン・アブレイユと合わせて質の高いリリーバーが3人揃った。どの順番で投げても7・8・9回は強力だ。再びワールドシリーズ制覇するチャンスが出てきたと思う」と補強の手応えを口にした。

フェインサンド記者によると、ヘイダーは今季から2028年まで年俸1900万ドルとなり、オプトアウトやオプションは盛り込まれていないという。また、全チームに対するトレード拒否権が与えられており、マリアーノ・リベラ賞(ア・リーグ最優秀救援投手)を獲得することに対するボーナスも設定されているようだ。なお、ヘイダーはパドレスからのクオリファイング・オファーを拒否しているため、アストロズは今年のドラフトで指名権を1つ失うことになる。

現在29歳のヘイダーはトレバー・ホフマン賞(ナ・リーグ最優秀救援投手)を3度受賞している球界屈指のリリーバー。昨季はパドレスで61試合に登板して56回1/3を投げ、2勝3敗33セーブ、防御率1.28、85奪三振、被打率.163の好成績を残した。マイナー時代の2013年途中から2015年途中までの約2年間、アストロズに在籍した経験があり、8年半ぶりの古巣復帰となった。

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