山形PAスマートIC、3月24日に開通 東北中央道

 山形市と東日本高速道路東北支社は19日、東北中央自動車道の山形パーキングエリア(PA、同市大道端)に接続するスマートインターチェンジ(IC)が完成し、3月24日午後3時に開通すると発表した。県内では2例目となるスマートICの設置で、産業振興や交流人口拡大などの整備効果が期待される。

 山形PAは山形上山と山形中央の両IC間に位置し、2019年9月からスマートICの整備を進めてきた。総事業費は用地買収などで約20億円。

 山形西部工業団地があり多くの企業が立地するエリアにETC専用のスマートICが設置されることで、周辺の渋滞箇所を避けて東北中央自動車道へのアクセスが可能となる。農産物の出荷と合わせ、経済活動の活性化が見込まれる。

 加えて同スマートICは、大型遊具などを備えた西公園にも隣接している。西公園には年間約30万人が訪れているといい、さらなる利用者の増加による交流人口の拡大が期待される。高速道路のアクセス性向上により、県立中央病院への搬送など迅速な救急医療活動にもつながる見通しだ。

 開通日の3月24日には式典や記念品の贈呈イベントなどを予定している。

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