輪島市、罹災証明の申請870件 被災地で雨、土砂災害に注意

 能登半島地震で石川県輪島市は20日、家屋の全半壊といった被害区分を示す罹災証明書の交付申請が受け付けを始めた19日の午後9時時点で、計870件に上ったと明らかにした。建物の被害認定調査にも着手している。

 被災地では、九州付近に進む低気圧の影響で21日にかけて雨が降る見通し。気象庁は地盤が緩んでいる所があるとして土砂災害などに注意を求めた。

 石川県によると、能登半島地震の死者は19日午後2時時点で、災害関連死14人を含む232人が確認されている。安否不明者は輪島市が18人、珠洲市が4人で計22人。

 住宅被害は2万9896棟だった。今後大幅に増加する可能性が高い。

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