「脱税という意識はない」裏金事件で解散決定の自民党安倍派 塩谷座長 議員辞職の意思なし

裏金事件に揺れる自民党最大派閥の安倍派は1月19日、臨時総会を開き、座長を務める静岡県内選出の塩谷議員らが派閥の解散を決めました。一方、塩谷議員は辞職の意思はないという考えを示しました。

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<自民党・安倍派 塩谷立座長>
「誤った処理をさせたことについても、清和研幹部として深くお詫びを申し上げる次第でございます。私自身が座長として、もっとできることがあったんだろうと大変深く反省をしているところ」

19日の安倍派の臨時総会では、座長を務める塩谷議員ら幹部が現職の国会議員3人の立件などを受け、派閥を解散することを説明しました。

<自民党・安倍派 塩谷立座長>
「脱税ということでは、そういった意識はございません。最終的には還付金ということで寄付を受けたということで改めて認識している」

また塩谷議員は、議員辞職の意思はないという考えを示しました。

この裏金問題について口火を切ったといえる、静岡3区が地盤の宮沢博行議員は…。

<自民党・安倍派 宮沢博行衆院議員>
「幹部の責任についてカメラの前できちんとしゃべってくださいと言いました。還流が始まったことについては説明はなかったというか、慣行でしたということでした。見直しについても、なぜそうなったという明確な答えは得られなかった」

裏金事件をめぐっては岸田派、二階派も派閥の解散を決めています。

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