輪島で小中向け校舎開放へ 24日以降、授業再開調整

 能登半島地震で被害に遭った石川県輪島市は20日、市内に残る小中学生向けに一部の校舎を24日以降、順次開放すると発表した。本格的な授業再開は調整中で、市教育委員会は「まずは子どもたちが顔を合わせて集える機会をつくりたい」としている。

 市教委によると、市内3地区にある小中学校のうち、門前地区の小中3校の約80人を対象に、小学校1校を24日から開放。他の2地区は今月下旬以降で検討している。

 当面は午前9時から正午まで、安全を確保しながら校内の空いたスペースを活用。スクールバスの委託先が被災したことから、徒歩か保護者の送迎などで登校する。

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